ファクタリング基礎知識

ファクタリングに必要な書類 – 建設業の場合はこれを準備しよう

こんにちは、船橋市で小さな建設会社を経営している佐藤美咲です。

「ファクタリングって何?」
正直、私も最初はそこからのスタートでした。

建設業って、工事が終わってから実際にお金が入ってくるまでに時間がかかるんですよね。
材料費や職人さんへのお給料は待ってくれないし、資金繰りにはいつも頭を悩ませていました。

そんな時に知ったのが「ファクタリング」という方法だったんです。

でも、いざ調べてみると男性目線の情報ばかりで…。
「女性経営者の私でも、ちゃんと理解できるかな?」って、正直不安でした。

だからこそ、この記事では、私自身の経験をもとに、特に建設業の女性経営者の方に向けて「これだけは準備しておこう!」というファクタリングの必要書類について、包み隠さずお話ししたいと思います。

ファクタリングって何?建設業の現場感覚で解説

ファクタリングの基本のキ

まず、ファクタリングって何かというと、すごくシンプルに言えば「請求書を先にお金に換えるサービス」なんです。

現場で教わったんですが、工事が終わってお客さんに請求書を出しますよね。
でも、そのお金が振り込まれるのは1ヶ月後、2ヶ月後…なんてこともザラ。

その「未来にもらえるはずのお金(請求書)」をファクタリング会社に買い取ってもらうことで、すぐ現金を手に入れられる、という仕組みです。
手数料はかかりますが、急な支払いに対応できる心強い味方だったりします。

銀行融資とどう違うの?

「銀行から借りるのと何が違うの?」って思いますよね。
私も最初はそうでした。

一番の違いは、「借金じゃない」ってことなんです。

銀行融資は、会社の信用を元にお金を「借りる」こと。
一方、ファクタリングは、会社の資産である「請求書(売掛債権)」を「売る」こと。

だから、決算書上は負債が増えないんですよね。
赤字決算だったり、銀行の融資枠がいっぱいだったりしても利用しやすいのが特徴です。

建設業におけるメリットと注意点

私たち建設業にとって、ファクタリングは特に相性が良いみたいです。

  • メリット
    • 材料の仕入れ費や人件費を、入金を待たずに支払える
    • 急な工事の依頼にも対応しやすくなる
    • 資金繰りが安定して、精神的にすごく楽になる
  • 注意点
    • 手数料がかかるので、その分利益は減ってしまう
    • どのファクタリング会社を選ぶかがすごく重要

正直なところ、手数料は安くありません。
でも、資金がショートして黒字倒産…なんてことになるよりは、ずっと良い選択肢だと私は思っています。

「債権譲渡」ってつまりどういうこと?

契約書を見て、私が一番「?」となった言葉がこれ、「債権譲渡」でした。

「債権を譲渡するって…借金を誰かに押し付けるってこと?」なんて、とんでもない勘違いをしてしまって(笑)。

つまり、こういうことなんです。
「お客さんから工事代金をもらう権利(債権)を、ファクタリング会社に譲ります(譲渡)」という、ただそれだけのこと。
決して怪しい話ではないので、安心してくださいね。

書類をそろえる前に知っておきたいこと

書類が揃ってないと審査が通らない?

はい、これはもう間違いありません。
書類がきちんと揃っていないと、審査のスタートラインにも立てないんですよね。

ファクタリング会社からすると、私たちが「本当にその工事をやって、本当にお金をもらう権利があるのか」を確認する唯一の手段が書類なんです。
だから、ここはしっかり準備する必要があります。

私が最初に戸惑ったポイント

私が最初に戸惑ったのは、「どの書類が、何のために必要なのか」がよく分からなかったことです。

ただリストを渡されても、「これってウチの会社の場合、どれに当たるの?」って。
特に、うちは母が経理を手伝ってくれている手書きの帳簿だったりしたので、余計に混乱しました。

面談で言われた「これも用意しておいて」

最初の問い合わせの時に言われた書類を揃えて持っていったら、面談で「あ、あと工事のスケジュール表とかってありますか?」なんて言われたりして。

「え、それも必要だったの!?」って。

現場の工程管理表のことだったんですが、入金予定の裏付けとして、より信頼性が増すみたいなんです。
こういうのは、実際にやってみないと分からないことですよね。勉強になりました!

建設業で必要になるファクタリング書類一覧

じゃあ、具体的にどんな書類が必要なのか。
私が実際に準備したものを、一覧にしてみました。
女性経営者の皆さんはどうでしょう?同じような感じでしょうか。

会社関連の書類

これは「私たちの会社が、ちゃんと実在して営業していること」を証明するための書類ですね。

  • 1. 登記簿謄本・印鑑証明書
    • 会社の戸籍謄本みたいなものです。法務局に行けば取得できますよ。
  • 2. 建設業許可証・決算報告書
    • 建設業許可証のコピーは必須です。これがないと始まらないくらい重要。
    • 決算報告書は、直近2〜3期分を求められることが多いです。
  • 3. 代表者の本人確認書類
    • 私の運転免許証のコピーを提出しました。

取引に関する書類

こっちが本丸。「買い取ってもらう請求書が、本物であること」を証明する書類です。

  • 1. 請求書・発注書・契約書
    • 金額、工事内容、支払日が明記されていることが大事です。
  • 2. 工事完了報告書・写真などのエビデンス
    • 「ちゃんと工事が終わってますよ」という証拠。現場の写真も役立ちました。

資金繰りの裏付け資料

「会社の普段のお金の流れ」を見せるための資料ですね。

  • 1. 入出金の実績(通帳コピーなど)
    • メインバンクの通帳コピーを2年分くらい提出しました。
  • 2. 工事スケジュール表や入金予定表
    • 先ほどお話しした、後から求められた書類です。エクセルで簡単なものでも大丈夫でした。

書類準備のリアル:私の失敗談と工夫

「これ、どこに保管してたっけ?」から始まった

いざ書類を集めようとしたら、「あれ、去年のあの契約書、どこにしまったっけ…?」から始まりました(笑)。

現場の書類と事務所の書類がごっちゃになっていて、探すだけで一苦労。
これを機に、契約関連のファイルは一箇所にまとめるようにしました。

手書き帳簿でも大丈夫?母との連携プレー

うちは母が経理をやってくれていて、昔ながらの手書き帳簿なんです。

「こんなアナログな資料で大丈夫かな…」と心配だったんですが、ファクタリング会社の担当者さんは「大丈夫ですよ。内容が分かれば問題ありません」と言ってくれました。
母と二人で、「この数字はね…」なんて説明しながら準備したのも、今では良い思い出です。

作業着で面談に行ってしまった私

これは私の最大の失敗談なんですが…。

現場から直行した初回の面談、いつもの作業着で行ってしまったんです。
そしたら担当者の方に、すごく丁寧に「佐藤様、もし次回があれば、もう少しフォーマルな服装でお願いできますと…」と言われてしまって。

もう、顔から火が出るかと思いました!
現場で鍛えられた私でも、さすがに恥ずかしかったです。
金融機関とのやり取りなんだから、当たり前ですよね。

使えるチェックリストを作ってみた(ダウンロード可予定)

この経験を元に、自分用に「ファクタリング書類チェックリスト」を作りました。
もし同じように悩んでいる方がいたら、今後このブログからダウンロードできるように準備してみようかな、なんて考えています。

書類カテゴリ具体的な書類名チェック備考
会社関連登記簿謄本3ヶ月以内に発行したもの
印鑑証明書3ヶ月以内に発行したもの
建設業許可証のコピー有効期限を確認!
決算報告書(2期分)税理士さんにもらおう
代表者の本人確認書類免許証やマイナンバーカード
取引関連請求書・発注書・契約書金額と日付が一致してるか
工事完了報告書・写真スマホの写真でもOK
資金繰り関連通帳のコピー(2年分)全ページのコピーが必要
工事スケジュール表あると信頼度アップ

書類提出後の流れと、実際にあったやり取り

面談や審査の進み方

書類を提出したら、次は面談と審査です。
私の場合は、こんな流れでした。

  1. 1. 申し込み:Webサイトから問い合わせ
  2. 2. 書類提出:メールや郵送で書類を送る
  3. 3. 面談:会社の事務所に来てもらい、事業内容や資金繰りの状況を説明
  4. 4. 審査結果の連絡:2日後くらいに電話で連絡がありました
  5. 5. 契約・入金:契約書を交わして、その日の午後には入金されました

私が聞かれた具体的な質問

面談では、結構細かいことまで聞かれましたね。

「この工事の取引先とは、どのくらいのお付き合いですか?」
「今まで、支払いが遅れたことはありませんでしたか?」
「今回の資金の使い道は何ですか?」

正直に、「材料費の支払いがちょっと厳しくて…」とお話ししました。
変に隠すより、誠実に話した方が信頼してもらえる気がします。

手数料の説明と「電卓3回叩いた話」

手数料の説明を受けた時、私、自分で電卓を叩いて検算したんです。
そしたら、なぜか計算が合わなくて(笑)。

「あれ?」「あれ?」って3回くらいやり直して、やっと理解できました。
担当者さんは笑って待っていてくれましたが、お金のことはきっちり自分で納得するまで確認するのが大事ですよね。

契約書の読み方:ここに注意!

契約書は、とにかく隅々まで読みました。
特に私が注意したのは、「償還請求権(しょうかんせいきゅうけん)」という言葉。

これが「あり」だと、もし取引先が倒産してしまった場合、私たちがファクタリング会社にお金を返さないといけなくなります。
「なし(ノンリコース)」の契約になっているか、ここは絶対に確認してください。

まとめ

ここまで、私の経験を元にファクタリングの書類準備についてお話ししてきました。

  • 「知っておけば怖くない」ファクタリング準備のコツ
    • ファクタリングは「請求書の前払い」。借金じゃない。
    • 書類は「会社の信頼」を証明する唯一の手段。
    • 建設業許可証と、取引の証拠(契約書など)が特に重要。
  • 女性経営者として感じたこと:正直、最初は不安でした
    • 専門用語は難しく感じるけど、一つずつ確認すれば大丈夫。
    • 服装など、基本的なビジネスマナーも意外と大事。
    • 分からないことは「分からない」と正直に聞くのが一番の近道。
  • 同じような立場の方へ:失敗しても、前に進めば大丈夫!
    • 私もたくさんの失敗をしました。でも、その一つ一つが勉強になっています。
    • 資金繰りの悩みは、経営者なら誰でも抱えるもの。一人で抱え込まないでくださいね。
  • 娘に胸を張れる経営を目指して、これからも学び続けます
    • 先日も、娘に「お母さん、頑張ってね」って言われて、思わずジーンときちゃいました。
    • 娘のためにも、社員のためにも、しっかり会社を守っていきたい。まだまだ修行中ですが、これからも頑張ります。

この記事が、同じような境遇の方の参考になれば嬉しいです。